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2013年02月08日

宇治英語サークル

宇治英語サークル
半年ぶり以上あいて、昨日は宇治幼稚園の会館で
主催している英語絵本のリーディングクラスへ。

英米の絵本を使って、英語を学ぶクラスですが、
私がアメリカ文学出で、米国の絵本がメインです。

3人の女流が100年くらい前の時代に活躍しますが、
その中の一人、バージニア・バートンの自然科学系の絵本です。
小さなおうちは、ディズニーにもなり、
戦後の岩波の絵本で石井桃子さんが訳してもいられます。
字が読めるようになって、子ども時代に出会った絵本です。
私が、光泉洞という明治の町屋に出会って「残したい」と
思った潜在意識の中にきっとあった絵本です。
開店の頃、出窓にそのオリジナルの大判で布張りの
ハードバックを2か月ほど、飾りました。

さて、この生命の歴史は、
名訳にもかかわらず、英語の方が読みやすい本です。
ラテン語経由の動植物の名詞は、
分解すれば、簡単です。
各々の特徴をあらわしています。

古生代にあらわれる、陸上生物の第一歩は
胞子をもつ植物です。
コケや藻が進化?したものに、
horse tails とclub mosses
が、ありますが、
馬のしっぽと直訳できる前者は、
スギナや木賊。かたちがまっすぐで
馬の尻尾みたいという命名でしょう。
後者は、棒+苔 で、和名はヒカゲノカズラ
です。

陸に初めて上がってきた命です。
石炭になる鱗木は、scale tree
文字通り、うろこ状の樹皮をもつ木で、
針葉樹の前に地球を覆ったそうです。

ヒカゲノカズラといえば、
お茶事の時、
たしか床にだらりと飾ってあって、
新嘗祭などの神事に使う厄除けと
説明がありました。
漆器の柄でも、
松葉と間違うのですが、
ヒカゲノカズラが登場する事があります。
なぜ、日本の神道がこれを選んだのか・・・
鬼道の直観でしょうか。。。
命のスタートでもあって、
成長の仕方、繁殖のしかたが、違うのと、
その中に命の強さをもった植物であるのがうかがえます。
英語のペーパーバックの新しいバージョンでは、
プロローグの無生物地球の誕生が
4560000000年前となっており、
バートンが描いた頃のものよりずっと古くなっています。
バートンは、3000000000年前と記しています。

この絵本は、彼女の最後の頃の仕事で、
1962年頃の出版です。
日本が好きで、東洋の絵本を書くといった
事を望んでいたやさきの死亡でした。

アメリカの働く女性のモデルのような
理性的な作家です。
理系の学者の家庭にそだっていて、
絵本も、工学部や、理学部の匂いがする
ところが、私の好みです。

こういった事が面白くて、大人が絵本を読んでいます。
声に出すと、またリズムがいいのが
英語の特徴です。






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Posted by 諏訪 幸子  at 10:25 │Comments(0)英語サークル

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