京つう

ゲストブログ  |京都府南部

新規登録ログインヘルプ



2008年12月01日

信長の棺

昨日から時代小説を読んでいる。
題が、「信長の棺」
先日、織田有楽斎の遺構の門を持つ
伏見の万暁院でお茶会を開いたこともあって
桃山時代を描いた時代小説を読んでみたかったので。

信長が生きた時代を描いているので
めったに読まない時代小説を。

遺体がなく、
大徳寺での信長の葬式には
木像の焼いたものをいれた・・・という
古文書にしたがってミステリーをとくような作品。

光泉洞の堺町を北にゆくと御所の正門に近い堺町ご門。
姉小路を東に行って寺町を曲がると本能寺。

もちろん、信長の時代には本能寺は堀川通りの堀川高校に近く、
今の御所は仙洞御所で、大極殿は、もうすこし西北のはず。

しかし、本能寺にあの破壊力を持つ信長がいて、
御所のそばまで、せまっていたとして・・・
情報通の京都人のいっぱい住む町中で、
信長を排除したいという意思が
公家側にあれば、
すっぽりと情報の波から信長が取り残されたのでは
ないかと、光泉洞で仕事をしていて、
現代の京都の町中で・・・思う。

土地の狭さ。
武士好みと公家好みの色合いの違い
などを京都の地で思った時に。
この小説もやはり、そのあたりの信長の
性格と京都の町の性格とのずれを
たくみに、ストーリーのカギにしてすすんでいる。
1冊よんで、明日は下の2冊目。
茶屋次郎三郎の名も出てくる。
茶道の起こりの頃に物語でもあるようだ。


タグ :信長

同じカテゴリー()の記事画像
読書の秋
ティファニーで朝食を@村上春樹
スタップ細胞事件
ドナルド・キーン氏のこと
夏の本
今日の本
同じカテゴリー()の記事
 読書の秋 (2019-11-24 15:21)
 ティファニーで朝食を@村上春樹 (2015-09-30 20:40)
 スタップ細胞事件 (2015-02-15 21:16)
 佐藤優の紳士協定 (2014-12-15 22:15)
 ドナルド・キーン氏のこと (2014-07-26 09:34)
 夏の本 (2014-06-25 16:44)

Posted by 諏訪 幸子  at 23:37 │Comments(0)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。