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2008年04月27日

スイッチ さとうさくら作


スイッチという小説を買って、読んだ。
新しい作家のもので、表紙が宇野アキラの絵であったのと
今どきの漫画のようなイージーリーディングやと思って買った。

西村しのぶの漫画や、蛇とピアスの漫画、
働きマンの漫画・・・などと一緒に買ったのだから
まんがのノリで。

ちゃんと小説してました。
帯では、「ライ麦ばたけの捕まえて」と比較してありましが、
サリンジャーのように壊れずに青春を生きる苫子が描かれていました。
主人公の名前は苦しいの字を少しいじってあって、
息苦しい、生き苦しい、いまどきの短大卒のもと優等生のお話です。

蛇とピアスよりずっと肩肘はってなくて、ノンフィクションでした。
年代が違うのに、めったにない事でしたが
「似てる」と主人公のティストに寄り添ってしまうという
不覚をとりながら読んでしまいました。 お勧めです!



タグ :スイッチ

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Posted by 諏訪 幸子  at 15:14 │Comments(4)

この記事へのコメント
この本すぐにでも読みたいものです。
とてもいいご紹介、毎度おおきにー
Posted by ヘルブラウ at 2008年04月27日 21:28
まぁ、お気に召しますかしら?
ドイツでもアマゾンからお買い上げが
簡単なのでしょうかしら・・・。

恋愛小説賞のようなものを受賞して
いた作品で、2008年4月26日発行です。
坂口安吾賞(あれば)のほうが似合う作品です。
Posted by 諏訪 幸子 at 2008年04月28日 09:49
はじめまして若者のリアルを描くさとうさくらさんの作品は、賛否両論が大きいらしいのですが、わたしは「賛」の方でした。
世代は違うのに、主人公の不器用さとか、若いころのうだうだした感じとかが
昔の自分と共感する部分がありました。
Posted by 日月 at 2009年07月08日 17:37
日月さま、コメント有り難うございます。
もはや、若者ではない私としても
「賛」です。
はい。。。
Posted by 諏訪 幸子 at 2009年07月08日 20:50
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