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2012年12月20日

勘九郎襲名@南座顔見世

先日の顔見せの感想をわすれないうちに。

仁左衛門がひいきで・・・10年くらい前から
歌舞伎を見るようになりました。

京都は、50代以降の楽しみがそれは
たくさん待っている町です。

片岡孝夫といった華のある役者さんが
活躍するとそれをきっかけに、となります。

その後、団十郎がやっと元気にならはって、
仁左衛門さんは今年のカンペイも
声がすこし内向き。

団塊の世代のスターですからね。。。
自分の身にひきくらべて、それでも
体がやわらかく動く役者さん。

今年のみどころは、勘九郎の襲名披露です。
さなかに勘三郎が亡くなって、びっくりしての
大盛況です。
役者さんのいちばんキツイとこです。
これで、勘九郎と七之助を覚えました。
あの福助を細くした綺麗な女形が、
七之助なんですねぇ。

出し物が、「船弁慶」で、
それは、弁慶は団十郎。
でも、静御前と平知盛の亡霊を
二役演じる 勘九郎が見せ場。

最後の花道は、
平氏の亡霊が
太鼓に追われて狂いながら
帰ってゆきます。
未練が残り、追われ追われて、
能舞台の黒銀装束です。

手に持つ銀の長刀が
死神の鎌に見えたのは
私が英米の絵本の世界を長く生きたからでしょう。

その長刀が、花道の最期で
幕内に入る前、
南座は古くて、天井が一段低くなっています。
その入口の上に
「カァーン!」とあたって回りながら
消えた勘九郎の 熱。
若さとあいまって、次代を感じさせました。
勘九郎が乗り移ったようと
評される由縁です。
この興行の後、本葬儀でしょうか?
それでも、DNAは、息子の中に。
才能だけではなく、血で継いでゆく
歌舞伎の世界の面白さ、怖さです。

私がまだ若かった時、
辛気臭い歌舞伎。
「なにが面白いの?」と
祇園のお茶屋の娘に聞いた事があります。
私の時代のことで、
お茶屋の娘も大学を出てサラリーマンと
結婚する頃のこと。

「ずっと見て、その配役が、お父さんと息子の
演じ方の差なんかを楽しむものなんよ」
と答えてくれました。

あれから30数年して
やっとその言ってくれた意味が分かりました。
これからの楽しみです。


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Posted by 諏訪 幸子  at 10:08 │Comments(0)諏訪幸子の気まぐれ日和

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