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2012年09月24日

ゆめ売るふたり映画

ゆめ売るふたり映画
まぁ、ポロポロと映画を観ます。
ビデオだと時間のやりくりがしんどいのと、
音が映画館だといいので。
画面も大きいし。
シニア料金でいつでも1000円だしね。
ゆめ売るふたり
を昨日みました。

阿部サダヲという俳優さんは、「まいこはん」で面白かったし。
なんとなく・・・ダスティン・ホフマンみたいやし。
役が・・・浮かない感じがいいです。
ディア・ドクター もよかったし・・・監督が一緒です。
昨年 あなたの夢はなんですか・という
ドキュメントで光泉洞を題材にしてもらったし・・・

料理屋を持つことが「夢」というのが、
去年のライフという番組と共通です。
光泉洞を開くことは「ゆめ」だったのでは・・・?

「ゆめ」という字はとてもあやしくて
夜、草場の陰で目が見てしまうもののような
漢字です。

それに、ひっぱられた時 まぁ失敗するわねぇ。

光泉洞がなんとかやっていってるのも、
私たちが夢をみたからではないし、
目の前の事をこなしているだけで、
その先の夢には蓋をしている
からやったと思います。

・・・・実は、私は、光泉洞が
軌道に乗ったとたん、2軒目を考えました。
相方が、まったく そちらへ目がゆかなかったのです。
相方は、どんどん職人さんになってゆきました。
今も、しっかり自分の領域を守って
毎日キッチンで奮闘しています。

私と寿美さんは夫婦ではないので、
この映画と比べるべくもないのですが、
2人の人間の違い・・・・というのは
共同で、ひとつの店を回す場合
同じように、友人でも夫婦でも
見えてきてしまいます。立場が
違うのであたりまえですね。

映画では、二人でひとつの「店の再建」という
夢を追うのに・・・
夢の描けない、都会の女性を次々と
結婚詐欺してゆくわけです。
開業資金を「借りている」つもりで。

その過程で、実は妻がそそのかして
始めた事なのに、夫がどんどん
深いりしてゆくのに、
妻がおかしくなってゆく・・・のは
「マクベス」と同じです。
そそのかしたのは女・・・実行するのは
男。
先を行っていた妻にブレーキがかかり始めます。
狂う?逃げる?
アダムとイブの時代からの役割分担?

最後の終わり方が、
「アウト」という小説の世界で、
終わります。
場所は寒そうな漁港
妻は港湾でフォークリフトを操って働いています。
夫は半地下の食品工場で、食品加工の重労働をしています。

江副さんではありませんが・・・
「カモメが飛んだ」わけですね。
夢が飛ぶのは大変です。

私は小さな頃から
「夢」という言葉が大嫌いでした。
特に10代後半・・・
「私のゆめはね・・・」と話す
友人の陶酔感が大嫌いでした。
主婦になって
「私のゆめは・・・だった」と話す知り合いの
主婦の言葉にも、サブいぼがたったものです。

私とは、一番遠いテーマの映画だったので
見に行きました。
「ゆめ」ほど、こわいものはありません。
夜、眠ってみておくにこした事はないと思います。

阿部サダヲが、自分のこだわりに
つい一歩進んでしまって、
もっと詐欺を重ねなければならなく
なってゆくポイントの小さな描き方が
さすが・・・日本映画で、上手でした。

「ああ、そうやねぇ。。。白木のカウンターの店
はそら・・・違うわよねぇ」
男は白木のカウンターにこだわります。
あれは・・・たこうとられます。

光泉洞のカウンターは、身のほどにあった
栃の木(国産)の一枚ものです。
節目や色を楽しみます。
塗ってありませんが・・・・木の油と
毎日のお客様の触れてくださる事と
簡単に毎日 濡れタオルでふく事で、
いい味だしてくれてます。

人に使われた事がないので
夢を見る時間もなかったのでしょうね。
なんせ主婦やったので、
私たちは。

この映画・・・役者が上手で安定してました。
音楽も私には、よかったです。

タグ :独り言映画

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Posted by 諏訪 幸子  at 09:56 │Comments(0)諏訪幸子の気まぐれ日和

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