2011年07月15日
祇園祭の花と岸勝人氏
祇園祭りには「ひ扇」という地味な花をいけます。
葉が大きくて、花がちっちゃく、オレンジ。
葉が扇のようにかさなっている様からの名でしょうね。
咲いたらこんな感じ

あやめ科ですが、
京都でつかうのは斑入りではなく素直にオレンジ一色が多いです。
7月12日の茶会では、朝いちばんに花を入れにきてくださって
こんな風に入れてくださいました。
床の間を西側に急ごしらえして・・・置き床。
西に置くのは西方浄土。
岸事務所の岸さんのお仕事ですが、
見ていると、なんとなく神様ごとです。
しつらえも、
庭の桐の葉をもってきて、葉蓋
私の撮った写真ですが、
茶会を開く前の緊張感が少しつたわるでしょうか・・・。
このあと、お菓子が堺町の
亀屋則克から届きました。
祇園祭のマークが焼き付けられた葛やき。
階段を上がったところの結界も花。
光泉洞町屋の茶会の一部分でした。
お料理の写真などはとれなくて、残念。
京都に生まれてよかった・・・のひとときです。
先日はありがとうございました。
拙い花生けでありましたのに、諏訪さんのしつらえで
ぐっとひきたてていただきました。
それにしても私の坊主頭。
ほんとお寺の小僧さんのようですね。いやいや小僧さんほど
若くはないですが、気持ちはいつまでも
修行中でありたいと思っております。
今後ともよろしくおねがいします。
先日は、丁寧なお仕事をしていただき、
大変、皆さん好評でした。
生きたお花が入って
座が仕上がるように思います。
茶会のスペースに
皆の心がひとつになる瞬間を
作る大切な仕掛けです。
有難うございました。
今は、表に生けなおしています。
また、よろしくお願いします。