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2007年09月26日

おため紙の約束事@結婚

今秋、近い知り合いに結婚のお祝い事があります。
京都では、結婚式に近いお日柄の良い日を選んで、
午前中にお祝いに伺う風習があります。

お祝いに伺う時、
おおきなお盆にへぎと呼ばれる白い小さな
平たい箱に金封を入れて、
その上にお扇子のダミー箱を置いて
上に大きめのふくさを乗せて
絹の大きめの風呂敷に包んで届けます。

花婿さんのお家または花嫁さんの
お家では、「おため紙」と呼ばれる
半紙の三折に水引をかけたものを
用意してその後ろに小額のお金を
入れたものを用意しておきます。

床の間の前で、中のお祝いの
ヘギをそっくり金封こと頂戴して
お盆に御為を入れて風呂敷で
包んでお返しします。
お盆やへぎが無い時には
風呂敷に御為を包んで
お返しします。

さて、結婚祝いを持って行って
帰ってきたら、
その「おため紙」は
お祝いしたお家から
結婚祝いのお返し(内祝い)を
持ってこられるまで
そのままとっておいて
内祝いをいただいた時に
お祝いを包んできた
風呂敷に入れて
お返しします。。。。

・・・・でも、この頃はデパートから
内祝いが届いたりもして
御為をお返しする事がない場合も
多くなってますよね?

宇治の新興住宅地では、
「おため」の事も皆さん
扱いがわからないとおっしゃいます。
小さな京都の風習ですし
そんなものやと思ってくれはったらいいと
思います。

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Posted by 諏訪 幸子  at 13:24 │Comments(0)諏訪幸子の気まぐれ日和

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