2007年09月23日
落柿舎の田んぼ@らくたびガイド講座
嵯峨野の落柿舎を、前の田んぼごしに撮った写真です。
奥の林の中緑に埋もれた小さな建物が落柿舎。
門の左に大きめの柿の木。
らくたびのガイド講座の最後、現地講座で、嵐山をめぐりました。
20箇所1時から5時まで、各自1箇所分担で解説しました。
口から生まれた私は、一番に渡月橋の説明を
ええかげんに済ませて、苦手な歩く事に意識を集中。
皆さんの調べられた事を聞きながら・・・暑くて楽しい遠足でした。
テクテクテク・・・
さすがに落柿舎あたりの風景は見事で感動です。京都の山並みを借景に。
その前に広がる田んぼと畑。
田んぼには5~6種の稲が植えられておりました。
手前から二つ目の稲です。
あきらかに「うるち米」ではありません。
黒米になるのでしょうか?
さて、「米」は日本の文化を代表する穀物です。
ミズホの国。のミズホもお米です。
英語のクラスで
文化を言語で比較する時
私は必ず、
「米」と「牛」を使います。
米は日本文化の代表
牛は英米の文化の代表。
米はライスと訳しますが、
田んぼはライスフィールド
ご飯はライス
稲もライス
おにぎりはライスボール
それに対して
牛は
cow は牝牛
ox は雄牛
beef は牛肉
と、文化が浅いものの単語はとたんに貧しくなります。
牛という単語に牝とか肉とか他の単語をくっつけて
あらわしてしまいます。
ご飯、おにぎり、すし、田んぼ、稲、藁・・・
どれも心を暖かくする言葉ばかり。
私たちと「米」との縁の深さを思います。
茶碗にご飯をいれて、夕餉をいただきます。
何故「茶」碗? これもまた文化を背負った単語です。
お茶を飲むのは「湯」のみ。
こちらになると食文化を深く探ると答えがでるのでしょうね。
秋はお米が美味しくなります。新米が楽しみです。