2009年07月08日
すすり茶

昔(戦前)宇治では、「すすり茶」といって、茶葉を器にいれて
そのまま蓋の間からお茶を飲む習慣があったそうです。
中国茶をお教えしていて、蓋碗(がいわん)という茶器があって
それに似たものらしい・・・と。
今日!その茶碗に会いました。
黄檗山の有声軒に今日まいりましたら、
「黄檗売茶流」というお流派の当番で
そちらのお煎茶をいただきました。
奥の茶室でお煎茶のお手前を楽しみ、
手前の広間でお琴の接待と一緒に
出てまいりましたのが、このお茶。
茶器は清水の新しい作家さんのものだそうです。
本来のすすり茶器よりおおぶりです。
最後の一滴が上手にすすれるように工夫されていました。
ちょっと蒸し暑い梅雨の季節
外には黄檗山の蓮が咲き始めていて、松の緑が美しくて。
お茶をすする幸せ・・・を堪能いたしました。
こんな京都・宇治・・・・ご一緒にいかが?
9月には宇茶楽サロンの生徒さんたちと参ります。
お抹茶しか知りませんが、お煎茶の器のなんとデリケートなこと、とても、とても、惹かれます。
コメントをたくさんに有難うございます。
日常のちょっと横にあるぐらいの
気楽な「お茶会」を開くのを、
ここしばらく、楽しんでいます。
京都はいろんなとこに本格のお茶室があります。
これらを使わせていただいて
楽しんでおります。
中国茶で、炉を延べますので、
お作法もなくて、気楽で、おままごとです。
いつか、お運びくださいね・・!