2007年07月09日
静岡茶の深蒸しを・・・
今日は、静岡から「ティーライフナビゲーター」の かなざわ ゆう さんが、中世のお茶の研究者でもある「もちや」さんとご一緒に光泉洞へいらしてくださいました。
午後いっぱいお茶談義で遊ばせていただきました。
そうそう、「らくたび文庫」持ってはりましたよ!かなざわさん。和菓子のんを。
写真が、うわさの静岡茶です。
静岡茶の中でもかなざわさんのお住まいの近くの強く深いお茶です。
もう、お抹茶のような色で、しっかりと味のあるお茶です。
100g1500円ほどのお煎茶です。
お味は美味しくて、いいお茶であることがわかります。
し・か・し 宇治茶のまるい香りとは対極にあるお茶です。
日本もひろいですね。
みる芽で作った日本茶の白茶です。
白茶は、中国茶でもなかなか貴重なのですが、
それを、一芯ニ葉の日本茶で、こがしかげんに
火入れをしてつくってあるお茶です。
美味しい香りのあるお茶で、
中国茶やおくみどりの煎茶の好きな私には
魅力的なお茶でした。
お値段は・・・驚くほど高い。。。
宇治の手揉みに匹敵するお値段です。
おもしろいですねぇ~。。お茶。
横浜育ちの私にとっては、静岡のお茶は「懐かしい味」かもしれません。
しかし、いまあらためていただくと、宇治茶との個性の違い、それから歴史的なお茶との相似性まで感じたりもいたしまして、新鮮でした。
和歌山の上村誠さんの白茶は、面白い試みだと思います。
抹茶も煎茶も、もとはその当時の中国の製法を真似たものを、日本人に合うように改良したものです。これがだいたい400年間隔で新しいお茶の作り方飲み方がはいってきてます。
そろそろ煎茶は入ってきてから400年にあたるので、まずはいま「中国茶」といわれているものをまねてつくり、これからまた数十年から数百年かけて、日本人にあった新しいお茶が開発されても不思議ではないのですけど。どうなりますか。
またいろいろと宜しくお願いいたします。
猛烈に変わってゆく境目のような気がしています。
日本茶の400年目の変化の時を制するのが
「ペットボトル」ではないことを……
今、本当に工場生産と匠の仕事の
大きな戦い?の幕が上がったのかもしれませんね。
日常を死守しなければと思います。
町屋にしても家庭料理にしても
守りたいものは上質な私達の日常です。