子供の着物

諏訪 幸子

2013年07月08日 09:46


子供の着物の反物です。

13参りという習慣が京都にはあって、
女の子は肩上げをとって、大人型にして
着物を着て、11月に、嵐山へ知恵をいただきに行きます。

昭和30年代は地域のお祭りに着物を着て
子供たち(女の子)は行きました。

男の子しか育てた事がないので、
女の子の子供の着物とは無縁でした。

七五三の着物の肩上げをとって13参りやったかしら・・・ねぇ。。
たしか、ちゃんと作った7歳の着物は中に生地がいれてあって、
それを出して、成長に合わせることができます。

10歳の女の子に着物を作ることになって
ピンクでも水色でもないこの色に決めました。
近頃の子で背が高く、私が13参りのときより
大きいかもしれません。

この着物はそのまま20歳くらいまで着ることができそうです。
地味目な振袖に縫い直したら20歳でも着ることができるでしょう。
染め直したら・・・ずっと着ることができます。
そのためにも、生地のしっかりしたものを
選ぶのが大事かもしれません。

かわいい・・・・ですね。桜ともみじ。
雲錦でしょうか。
春も秋も着ることができて、
背が伸びても縫い直しがきいて、着物の寿命は長いです。
女の子の長~い幸せを祈って
作ります。

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