祇園祭の花と岸勝人氏

諏訪 幸子

2011年07月15日 10:40


祇園祭りには「ひ扇」という地味な花をいけます。
葉が大きくて、花がちっちゃく、オレンジ。
葉が扇のようにかさなっている様からの名でしょうね。
咲いたらこんな感じ

あやめ科ですが、
京都でつかうのは斑入りではなく素直にオレンジ一色が多いです。

7月12日の茶会では、朝いちばんに花を入れにきてくださって
こんな風に入れてくださいました。

床の間を西側に急ごしらえして・・・置き床。
西に置くのは西方浄土。
岸事務所の岸さんのお仕事ですが、
見ていると、なんとなく神様ごとです。

しつらえも、
庭の桐の葉をもってきて、葉蓋


私の撮った写真ですが、
茶会を開く前の緊張感が少しつたわるでしょうか・・・。

このあと、お菓子が堺町の
亀屋則克から届きました。
祇園祭のマークが焼き付けられた葛やき。


階段を上がったところの結界も花。

光泉洞町屋の茶会の一部分でした。
お料理の写真などはとれなくて、残念。
京都に生まれてよかった・・・のひとときです。
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