お茶にクレームを言ってしまいました・・・

諏訪 幸子

2007年05月23日 10:19



京都に生まれて幾十年!お茶道楽をはじめて幾十年!
外では、紅茶は飲みません。
よほどのところでないと日本茶も飲みません。
「家のほうがはるかに美味しいので・・」

うるさい京都のおばはんになってしまい・・
クレームの顛末ですが、
場所は「和久伝」の2階の茶寮、中村外二工務店の仕事です。
お茶は宇治白川のKさんの茶畑からやと思います。

間違いのない場所での間違いのないお茶葉です。
西陣の方のお菓子屋の娘で結婚して東京で
専門職で働いている友人との新幹線に乗るまでの
大切な30分。

新茶がもうメニューに載っていましたので、
新茶と綿帽子というお台所の生菓子をお願いしました。

「苦い!」
顔を見合わせる うるさいおばさん二人・・・
ちょっとまよいましたが、
東京へ帰る彼女に このお茶を飲ませて帰ったら
宇治茶の名がすたれます。。

「これは、湯温がたかすぎると思います。
 お茶葉とお湯だけ持ってきてくれはったら
自分でいれますし・・・」
友人も「苦味で、新茶のさわやかさが出てない」
と 勇気を出してクレーム!

さすがに出来た店員さんで、すぐに
お盆をひくと、新しく入れなおして持ってきました。

二人、同時にお茶に口をつける・・
・・OK!でした。
「お手間かけてごめんなさいね、でもいいお味です」
と申しますと、
「すぐにひいたお茶を味見しましたが、苦かったです。いたりませんでした。」
とお返事。
クレームを口にするときはちょっとさすがの百戦錬磨の
おばさんたちも緊張していましたが、ほっと緊張が溶けます。

建物もお茶葉も人も安心して伺えるお店です。
お茶とお菓子で、うちの日替わりより高いですが、
値打ち・・あると思います。
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