9坪の家のこと
再建不可の家をご存知ですか?
第二次世界大戦で、
空襲をうけなかった、たった一つの都市。
(奈良も・・・ですが)
である京都は、
路地をたくさん、その市内に含んだまま
戦後の成長をたどってきています。
4メートル以下の道は道とは認められず
そういった路地奥の家は再建ができません。
今回、再生をしている9坪の家はそんな連棟の平屋。
前は、2.5メートルくらいのろうじ。
しかも袋路。。
そばには、ポンプ式の井戸がいまでも
使われずに・・・でもそのままに。
建てられたのは、記録では、昭和32年。
その折に立て直したのかもしれません。
戦後の建築基準をみたしているはずのない
建物です。
前あったものをそのままに建て替え?
それとも、敷地内の裏に職人さん用に?
都市の小さな借家は本来ずっと住み続けるのではなく
折々に借りて都市で仕事をして、
年齢によって、うつってゆくためには合理的な
建物だったと思います。
今のように、35年ものローンを組んで
家を新築する・・・・・。
職場からはとても遠くて・・・・。
ではない、発想の住まいだったと思います。
三条京阪から歩いて4分。
加茂川の東です。
こんな小さな家。
ただいま、青写真中ですが、
単身で、2人共稼ぎで、
しばらく暮らすには、天国に見えます。
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