白沙村荘の夕べ

諏訪 幸子

2009年06月21日 12:48


昨日の夕方は、銀閣寺白沙村荘におりました。
慈照寺の有馬大師の立案で、橋本関雪記念館の火災で焼損した
茶室の再建に向けての「励ます会」が開かれました。

こころのこもったご住職と 神林恒道阪大名誉教授の
お話の後、
お堂の前での献奏と献花。

写真は銀閣寺のお花を立てられる佐野玉緒さん。
笙は、宮田まゆみさん。
発起人の阿倍哲三先生、
岡本道雄先生ともに、お会いできずに残念でした。
冷泉喜実子様には偶然お会いできて、
亡父の烏丸中学での思い出などをお伺いできたのは、思いもかけない
幸せでした。
銀閣寺のあたりは私にとって故里で、
行くたびに不思議な思いが心のそこから湧き上がります。
山の力でしょうか?空気の匂いでしょうか?

くれゆく 大好きなお庭で、
ゆるやかな時間を過ごすことができました。
テーブルには橋本とノアノアの心をこめたお料理が並びました。
ノアノアのソムリエがそっと運んでくれた「リッシモ」という日本酒を
それを作られた松本夫妻と
ああでもない・・・こうでもない・・・とお話しながら
庭と日本酒とお料理のいい時間を橋本妙様から頂戴した夕方です。

お茶会をお茶室を使って開くのがここのところ
私の楽しみです。
煎茶の中式の炉を置きます。
おおむね薄茶とのコラボになりますが、
いつか、この茶室が再建された時
いい茶会が開けるように
精進しなければ・・・・と思いました。
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