台湾のこと

諏訪 幸子

2014年06月26日 10:06


先週、数日台北に行ってました。
某弟が仕事で滞在していることもあり、
お茶狂いの私としては、これからのためもあって
下見。
故宮博物院も、好きで、今回
リニューアル後初めてでもあって
楽しみに行ってきました。
団体さんで、いっぱいなのは前回からそうです。
ただ、
古いものが好きな私にとっては
最上階の三きてい の茶室も
以前の四隅に鳥かごがあって
風が渡る方がよかったですね。

中も、いまどきの博物館の展示室になっていて
作品はともかく、面白くない・・・・
時間は止められないし、
耐震などもあるだろうし、時代を反映していました。
なにより驚いたのは、
着いたとたん、テレビも新聞も1面トップで
日本での故宮博物院の展覧会の
ポスター、チケットから
「国立」がはずされ「台北」にかえられている
事が、大きなアイデンティテイの侵害として
連日、報道されていたことです。
日本が、サッカーの試合にうつつを抜かしていた
時期と重なります。
向こうにいた間、日本のテレビも映り、
新聞も手に入るのですが、
この問題は完全にスルーで、無視でした。

帰国すれば、きっと日本では
ポスターなどの犯人さがしで、大騒ぎだろうと
思ってかえってきたのですが・・・・
何の報道もありません。

ひとつの国の問題としての扱いはまったくなく、
国宝を初めて海外に出した
台湾の熱い思いはこちらでは報道されていませんでした。
馬総統の婦人が展覧会に合わせた
訪日が予定されていましたが、中止となったままな
事も、スルーです。

単純はミスプリントなんでしょうね。
誰の?
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