宇治福寿園の仕事始め

諏訪 幸子

2013年01月06日 21:47


昨日は、宇治の福寿茶寮で、
福寿園の仕事始めにあたる初煎会がありました。
市木教室で、茶席を持ちますので、
半年前から水屋手伝いの予定でした。
その年、初めての茶を
温室で、育てて摘んで
工房へ運び、手揉みして仕上げます。
手揉みの工房では、お祓いがあって
年始です。
出来上がったお茶を万福寺の岡田導師を
お正客に煎茶席です。

天目茶碗で、差し上げます。
台と蓋のあるお手前で、正面を合わせるのに
細かい気遣いがいります。

その前に、工房から上がってこられる方を待っていただく
のも兼ねて、
福茶手前

これは、昆布茶で淹れて
塩漬けの桜で味付けをしています。
待合がわりのお席です。

1時半にお手伝いに行って、
終わるのが6時過ぎです。
着物で狭い水屋をくるくる動き、
畳の上をお運びで、
お菓子、お茶を運びます。
ヘリを踏まないように足を滑らすのも
なかなか慣れません。
まして、
お煎茶では、畳に手をおろしてはいけない
ルールがあって、ひざで、進む時に、
なんとも、ゴロゴロとした動きになって
優雅とは程遠い思いです。
・・・・いまさらながら・・・修行の身。
今年も宜しくお願いします。どうぞ、
お手柔らかに。

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