保存という事

諏訪 幸子

2007年11月04日 23:32

私の世代は「壊す事」が大切やと思っていた世代です。

でも、壊したら、その後に前の人たちが作っていたもの
に変わるものを作ってその「壊した場所」におかないと
ダメやと気がついた頃にはやっと大人になってました。

ティーシャツとジーパンで、昔の「京都ホテル」へ
入って小さなパンケーキを食べたのは(コインパンケーキ)
私達の世代です。
チキンパイも美味しかったですね。
・・・それ以前はホテルに「ジーパン」では入っては
いけなかった時代があります。

ただ、今の私はジーパンでホテルには
旅行の時でもチェックインはしません。
ビジネスホテルでもできれば
スーツでと思います。

今は、ドルチェ&ガッパーナで
ジャージ風の上下が買える時代です。
ジャージでシティホテルもOKなんでしょうね。
まぁやはり行儀の悪い事には違いないですが、
その行儀の悪さが次の世代には、かっこいいのかもしれません。

木村拓哉さんが、口を開けてポーズを
決めたあたりから・・ゆるんでいったのでしょうね。

壊した後に何を創るか・・・
それは、とてつもなくエネルギーがいる作業です。
口をゆるく開けながらそれを
次の世代が作ってくれるのを楽しみにしています。

私の世代はそのための
基本となるフォーマットをしっかり保存して
おくのが仕事かとこの頃思っています。
「文化」の事を話しています。。。

そういえば、DNAの保存が仕事の
弟が今月は京都にしばらく滞在するそうです。
創造へ踏み出すより保存は
きっと簡単で、50代むきの作業な気がします。
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