女郎ほととぎす@奥の間
光泉洞での
岸さんの花の会のひとこま。
表3間奥行き5間の典型的な京町屋で、表は厨子作りで2階が低いです。
店の間、だいどこ、奥の間と並んで 坪庭が一番奥。
走りとよばれるタタキが部屋みっつに沿って玄関から庭まで
それこそ走ります。
坪庭に面する奥の間の西や北に向けて床の間がとられます。
このホトトギスはその一番奥の床の間のあった場所に生けられました。
江戸期のビードロの青が町屋の薄暗い中 水をうつします。
それにしても、このお花 女郎ほととぎす とは・・・
気をはらうような黄色がちょっとあわれですね。
でも、今回 一番好きな 生けこみでした。