歌は六ペンス@マザーグース

諏訪 幸子

2007年09月14日 20:53



今日は伏見の英語サークルで、マザーグースを教えておりました。
その中に、"Sing a Song of Sixpence"という歌があって、その中に
あろうことか、「黒歌どりのパイ」がでてきます。

マザーグースはご存知のようにイギリスの童謡集で、
中世から歌い継がれているものもたくさんあります。
ガチョウおばさんは、ガチョウに乗って空をとんでいる魔女のイメージ
ですから、歌も結構 ブラックで・・
リズムや言い回しを子供達にうえつけるためとはいえ
まぁ、それは難しい歌ばかりです。

日本の歌でも、
「ずいずいずっころばし」とは何か?と聞かれても
日本人でもすぐに答えがでないのは
昔からの民謡や童謡の言い回しの難しさです。

この6ペンスの歌にでてくる
「くろ歌鳥=つぐみ」はblackbird がもとの英語です。
ブラックバードのパイ
が歌われています。
パイを切ると ブラックバードは一杯飛び出します!
「ホラー!」
アガサクリスティなどにもマザーグースの歌が
よく引用されたり、謎解きに使われたりします。

ピーターラビットのお父さんもパイになって
マクレガーさんに食べられたのですから
つぐみのパイも鳩のパイもイギリス料理としては
そら、、あるでしょう!
でも、24羽のブラックパードが焼きこまれたパイ!
いつもながら、イギリスは暗い。。。
そして、面白い、かもしれないと、じんわりと。
はい、呆然と4行詩を見つめる私です。

王様もおきさき様もブラックパードとともに
歌い飛ばされております。
関連記事