京都のタクシー

諏訪 幸子

2007年08月15日 18:28



あぶらセミの鳴く宇治の家に帰ってきました。
東京へは、よく行きます。
いつも、思うのは、タクシーの運転手さんの違い。
無愛想だったり、丁寧だったりは京都も東京も
にていて、運転手さんの個人差です。
ちょっと、東京の方が、丁寧かも。

でも、京都の運転手さんは、「しゃべらはる・・」
特に今日、新幹線を降りて
京都駅から乗った個人タクシーは
なかなか、薀蓄のある方で、
大徳寺が遊び場やったと言ってらした
だけあって、
禅のようなお話が続きました。

○狛犬の「あ」と「ん」の間に100回桜がある。
 それが、人の命。
 「あ」で始まって、「ん」に入って終わる。

○ソロバンの名人は全てを語っている。
 「ご破算で願いましては」で始まる。
 ゼロの意味。
 経済やお帳面はゼロで終えるのが達人。
 利益や損失が増えてお帳面がゼロに
 ならんで、5年たったらつぶれる。
 無茶苦茶という。

まだまだ、あといくつかネタがありましたが、
なんとも含蓄が・・・・。
タクシー乗りながら修行してはるんやなぁ・・・
と思って帰ってきました。

そういえば、今年のセミは7年間土にいて
1週間の夏(命)を詩っているのやね。
お盆らしいタクシーでした。
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