英語サークル
今年の後半、宇治の英語サークルの
上級のグループでは、
「風とともにさりぬ」を読んでいました。
このグループは英文読解が
絵本の枠を超えて力をつけていて
良く勉強します。
今期の〆を兼ねて
今日は、風と共に去りぬの前半の
DVDを一緒に見ました。
英語で字幕は日本語。
本当は字幕も英語がベターですが・・・
まぁ皆で一斉に観賞するので。
この作品は
アメリカのシビル・ウォー(南北戦争)の頃を描くお話です。
舞台は南部、ジョージア アトランタ
同じころの北部のお話に「若草物語」 リトル・ウィメンが
あります。
文化の違い(シビリゼーション;とバトラーが)を
知ってもらうのに、この二つの作品を私は、
良く例として紹介します。
大統領も通貨も南部と北部は違いました。
戦争で負けた南部の通貨は敗戦で無効になります。
レディー、ジェントルマン の単語も良くでてきます。
いかにも南部らしい。
若草物語の父が4人の姉妹をレディーにするのでは
なく、ウィメン と呼んだのがこれもいかにも北。
今、アメリカの中心にあるのは北の文化です。
北はプロテスタントの地
南はカトリックの地
この作品は、工業化をいち早く済ませた北が
農業にとどまる南へ押し寄せる話です。
「タラの土」 がキーワードとなる「風とともに去りぬ」は
南部の文化が北部の文化に押されて消えてゆく
物語でもあります。
ちょうど、日本が明治維新を迎えた頃
アメリカも大きな変革の時を迎えていたわけです。
しかし、まぁ、日本はこんな作品を戦争中作っていた
アメリカと、竹槍で戦うつもりでいたのです。
原爆の使用で竹槍の出番はなかったようですが。
何回見ても面白い映画です。
絵も音も・・・特撮のない時代に
これだけの映画。
アメリカにファンタジーは育たなかったと
文学では言いますが、
ハリウッドは壮大なイメージをになっています。
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