変な事。

諏訪 幸子

2010年10月27日 12:17


昨日のお昼ご飯は
京都大丸の某おうどん専門店。

珍しいもんをと「ふくさうどん」を注文。
お揚げが袋になっていて、
中にタケノコ、卵焼き、生麩、銀なんなど。
おうどんをキツネ揚げに閉じ込めた
ものもあるくらいやから・・・
まぁ、kのメニューは変ではありません。

変だったのは
まず、スタッフさんが
「猫なで声」

お1人のお客様で高齢者
がとても多い。
(私もまぁ若くはありません)

一人席が充実。
こちらでは、麺類のお店は
他にもカワミチヤが入っています。
こちらはおそばの専門店。
お値段が200円くらいお高いです。

変だったのは、
私の右テーブルに女性の高齢者
左テーブルに男性の高齢者
がおはいりになりました。
男性が見本の〇〇ご膳を注文。
店員が
「おうどんは冷たいのになさいますか
あついのになさいますか?」と
尋ねますと
「えっ!うどんはいらん」
「でも、ついてます」
「えっ・・・。」
「申し訳御座いません。うどんの専門店なものですから」
「いらんなぁ・・」
「あの、そばにもできますが」
「ほな、そばで」
次に
右の女性のお客様、天ぷらざるをご注文だったのが
届きました。
「えっ!おそばやないの?」
「はい、当店はうどんの専門店で、天ざるはうどんで
作ります。」
「おそばもあるの?」
「はい、それでは、おそばで作りなおしましょうか?」
「ごめんそうしてちょうだい」

これ、本当の話です。
私は、お揚げをやぶって、中の具を出しながら
このやりとりを耳をそばだてて聞いていました。
店の名前は
讃岐の字が入っています。
でも、お客様はなんにも気づかずに
多分、値段だけをチェックして中が見えて
広めなので入ってこられるのでしょうね。

大ぶりの湯飲みに番茶が出て、
おうどんのお味は普通です。
讃岐にしては大阪よりなお味ですが
予想を大きく裏切ることのない
普通のうどんやさんです。

スタッフさんの忍耐強い
対応。
そして、12時ちょっと前の
デパートは高齢者がいっぱい。
北海道展で、ソフトクリームを
立って食べ・・・・
洋服売り場に人影はなく、
化粧品売り場も空いていました。
おうどんやさんでは、
変な会話が普通にかわされていて・・・
デパートのプライドも
専門店のプライドも薄く薄く漂う変な時間でした。

甘く炊いたキツネは優しくて
七味は詰めたてで、私が初めて掬った後が残りました。
めったに来ることのない
正午のデパートからお伝えしました!
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