龍のひげ(玉龍)の花と昨日の花の会@町屋
宇治の家の庭の玉龍(日本庭園のグランドカバー)に花がいっぱいつきました。
薄紫の小さな花で、これが、まん丸の紫に少し瑠璃色のかかったきれいな
玉がつきます。
子供の頃から好きな植物ですが、和風の家の前栽の下にはよくありました。
光泉洞の坪庭にもいれたのですが、ほぼ95パーセント消滅しました。
日当たりがわるすぎるのと、シダに負けたのでしょうね。
光泉洞の坪庭は山の気配がちょっとするようにワイルドです。
玉龍はもうちょっとデリケート。
昨日の花の会
奥の間が、岸さんのパーフォーマンスの舞台になりました。
中の間(だいどこ)が、見学の人達の場所に・・
坪庭を背負って、奥の間が床の間を持つ
一番ヒエラルキーの高い部屋の役割を
自然にしてしまいます。
日本人の持つ本能的な場の使い方が
共通の認識になって行動をともないます。
昔、町屋の坪庭には井戸があることが多く
いのちをつなぐコミュニティーが形成されていました。
奥の庭スペースは共有されていたのです。
ですから、奥の間はいまでも
オフィシャルなにおいを残し続けています。
どこか東北の方からやってきたに
違いない「ナナカマド」の木が
奥の間で坪庭を背負って
いのちの詩を歌いにきてくれました。
初夏に薄い紅葉をしているこの枝に
その訳を聴きたいと思ったものです。
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