絵本のお話
宇治の英語サークルでは、基礎のクラス2冊目は"Grasshopper On The Road" by
Arnold Lobel です。
いつもながらのアンソロジー(テーマのある短編集)で、6つのお話が入っています。
ハーパー社のペーパーバックで読みます。
右は秋野亥左牟のアメリカインディアンの詩の大型絵本です。
何故、ここに2つ並んでいるかといいますと、
アキノイサムの本にイサム オン ザ ロード があります。
イサムさんの生きてきた流れをずっと書いたエッセイのような本です。
アメリカのビートニックの作家にケラワックという人がいます。
彼の作品にケラワック オン ザ ロード があります。
シルバースタインの絵本にも 似た題名があったように思います。
道を、生きる場として転がるように 移動してゆくような
生き物としての「自分」をえがいたものでしょう。
イサムさんは絵描きさんで、ネパールからアメリカそしてカナダ
それから、沖縄の小浜島ですごして、今は岡山あたりに落ち着いてはります。
伝説の絵本作家でもありますし、最後のヒッピーを生きてはります。
ヒッピーが何かといわれるとこまりますが、
自然というものと人間というものの距離をできるだけ短くして生きる人です。
個展をひらく時には連絡があって、タイコをたたいていたりします。
おかげで、私の家では、「目」のデザインやタイコが身近です。
まぁ、そんなイサムさんを思い出しながら
今日は英語サークルでローベルを教えました。
free and peace and alone なキリギリスが主人公です。
そうありたいと思いつつ、浮世にまみれて暮らす京都の自分です。
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