アデル映画感想

諏訪 幸子

2010年07月09日 23:02


観ました。
フランス語でした。久しぶりに聞いたフランス語です。
1割くらいは聞き取れました。
英語なら8割くらい聞きとれます。
日本語なら、9割9分。

100年くらい前のパリ?馬車と自動車が混在する時代です。
ポスターのとおり、名画のような色合いで、
衣装が凝っていました。
NHKの大河時代劇みたいにちょっと本格的な衣装です。

流れはエンタティメントですが、活劇ですが・・・ゴシック!
アメリカ文学を専攻した時、
エドガー・アラン・ポーからショートストーリーの
文学史がはじまりましたが・・・
その時に、ゴシックの流れとまなびました。
装飾過多のグロテスクな文学。
ロマン主義やリアリズムの流れからちょっと
横道。

ゴスロリのファッションが日本にはありますが・・・
まぁ近いかも。
そんな色合いの奇麗な映画です。
リズムよく進みます。
ゴシックエンタティメントというジャンルがあればそれかな?
ミイラも歩きますし、翼龍も飛びます。
紳士方の髪の毛も100年前らしく
べっとりと油汚れしています。
ヨーロッパのなんとも言えない匂い。
ハリウッドの透明感はなくて洒落た活劇でした。
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