Hattifatteners
宇治でも伏見でも、ムーミンを読んでいます。
フィンランドの作家であるトーベ・ヤンソンは
スェーデン語族で、マイノリティー。
今日の宇治のサークルで読んだ
「The Secret of the Hattifatteners」は、
日本語でニョロニョロと訳されている生物のお話。
彼女の国の言葉で、とらえどころのない増えるもの
といった意味を持っているようです。
Hatti-は、ヒッタイト語を連想させます。
ニョロニョロが集団でおじぎをするのもちょっと異文化。
Fattenは、どんどん増えておおきくなる・・・イメージが
英語では湧きます。
夏至に種から生まれて、雷からエネルギーをもらうらしい
電気を帯びた生物がニョロニョロ。
目は感情をあらわすのではなく、空の色を移して、青くなったり
灰色に濁ったり、黄色くなったり。
全体を暗くて、だるくて、さびしいトーンで語られるお話でした。
Hat- は、ムーミンパパがかぶっている帽子のハットにも
かけてありました。 ますます不思議なムーミンでした。
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