南座「桂春團治」舞台
年に数回、舞台を見ます。
12月は顔見世も必ず。。。
昨日は南座で、ジュリーと藤山直美の
桂春團治 を観てきました。
大阪の話ですが、
京都の男の典型のようなジュリー。
演出も歯切れよくて、
客席にむかって話す日本のお芝居。
なにより、車夫役の曾我廼家の上手なこと。
人情を一手に引き受けて、最後の花道はジュリーと道ゆき。
ジュリーに関して、
タイガース全盛のころは、現実に興味のない私は
特に夢中になった覚えもなく・・・しかし「きれいな男」でした。
地元の鴨沂高校の出身で、岡中、三錦、幼稚園は知りません。
同じ学校へ通っていたはずです。
岡中時代の噂は京都では有名。
硬派でかっこいいとの噂でした。
藤山直美の芸達者は・・・そらもう。
泣かすのも笑かすのも上手。。
観ての感想は、
日本の芝居やということです。
あの・・・私小説みたいなんです。
桂春団治の役を演じているジュリーに
ジュリー個人の歴史や人格が
見えてしまうのです。
多分に同世代の観客である「私」の視点だから
だとは思いますが、日本的で・・・・。
本気で芝居しているジュリーと藤山直美。
4時間がけして、長くなかったいい芝居でした。
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