薄口醤油

諏訪 幸子

2009年08月19日 20:52


これは、四条川端の「蛸長」のおでんです。
ひとつずつ、別に炊いてあって、
薄口醤油を使った出汁で最後に仕上げて
たっぷりの青ネギとカラシでいただきます。

民芸の味の残るお皿で、
カウンターのみの清潔なお店です。

今日、光泉洞で、「おばんざい」を
海外(主にフランス)からのお客様に
お教えしており、
菜っ葉とお揚げを焚くのに使う「薄口醤油」と
生麩の刺身おろし に使う「濃口醤油」を
説明しておりました。

塩味は、薄口の方がはっきりとします。
醤油らしい旨みは濃口。

煮物には絶対 薄口で、
出汁をきかせて、しょうゆは落とすくらいの
少ない量で炊きます。

今日は、錦通りの河一で、買ってきてくれはる
菜っ葉が高値でした。
束も小さかったので、調味料も控え目で仕上げました。

外人さんは、刺身で、山葵をごぞんじなので、
あえて、おろしがねで、生姜をおろして(予算の関係も・・)
生姜醤油で麩嘉の生ヨモギ麩を食べていただきます。
おおむね、菜っ葉の炊いたんの方が好評です。

でも、生姜をするのも、
生麩をおろすのも、とっても楽しんでくださいます。
今日も、めでたし、めでたし。。。でした。

関連記事