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2008年11月09日

思い出のレストラン

団塊の世代のちょっと下に生れて、
神田川の歌の世界とはずいぶん遠いはずだけれど
京都の繊維会社の社宅で暮らした。
数年前につぶされて、マンションになった。
お風呂がなくて・・・
タダの会社のお風呂が一日中使えた。
繊維会社は3交代制。夜も工場は動く。
アパート社宅の水道も無料。

社宅を出て、
子供を育てて・・・の頃
ファミリーレストランができ始めた。
すかいらーくへ、よく行った。
下の子を連れて
主婦仲間とお昼ご飯を食べに
小さなレストランやホテルのコーヒールームへ・・・。
バブルが始まっていた。

光泉洞の相棒の寿美さんは伏見に住んでいて、
私は宇治。
丹波橋は近鉄と京阪が交わる駅。

寿美さんが、そのそばに
美味しいフレンチビストロを見つけてきた。
1000円でコースが食べられる!
もちろん、お昼のみだけれども
デザートもコーヒーも丁寧に美味しくて
奥に小さな庭があって、
椅子も赤のビロード張りで・・・
壁にはロートレックの絵がかかっていた。

名前は「加も川」
祇園のフランス割烹の店と同系列らしいと
知ったし、ホテルフジタの奥のステーキハウス
からの独立の店らしいとも知った。

子供を連れて、家族で、
エクルビスを食べたのもここ。
雲丹のクレープ包みもここ。
なによりも、ドレッシングにエストラゴンが
使ってあって、私もタイムだけでなく
エストラゴンも使うようになった。

テーブルクロスがしてあって
シルバーが並んでいて、
それでいて、気楽に食べられる。
チーズも結構数種揃ってたし・・・
ビシソワーズの味も庭の夏の緑の
色と一緒に思い出す。
洒落た素晴らしい店だったと思う。

時は流れ、カモガワ系のお店は
ずいぶん増えて・・・また減っていった。
先日、寺町二条のお店から
オーナーシェフの引退の知らせが・・・
ワインバーを鴨川の東に残して。

息子たちが、ナイフとフォークを
自然に使うようになったのは、
丹波橋と宇治の「あすらん」や
「ステーキはなやしき」などカモガワ系のお店の
おかげだったと思う。

イタリア料理のお店に押されて、
今では、ビストロ系のフレンチも
籠に入れてシルバーを出す。
お料理は気楽に楽しく・・・
でも、少し背筋をのばして
テーブルクロスでシルバーを並べて
食べる時間があっても楽しみは
深まると私は思う。

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Posted by 諏訪 幸子  at 22:06 │Comments(0)食べ物飲み物

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