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2010年12月21日

1Q84を読みました


大きなハードバックの本で、3冊。
読みました。
活字はまぁご飯のようなもので・・・・
買ってまで読むかといわれたら ファンではありませんので
買わないです。

ファンである知り合いは、
「面白くなくて・・・読めなかった」といって
1冊目をくれました。
ファンではない私は、
村上春樹の文章そのものはとっても読みやすいので
ノタノタとした部分も含めて読みました。

父親殺しの物語です。
作り上げたファンタジーの世界から
少女少年の原型が大人になった
2人が妊娠しながら逃げる物語でもありました。

ここからは、読まれた方にしかわかりませんが、
登場人物牛河は、観察者であり・・・物語を
作る側のイメージを持ちます。
その死もまた、この作品の中で
殺された作る側の自我です。

父の死が3つ重なります。
丁寧に殺して
作家は次のステップへ進む予定なのでしょうが、
読者のファンはここで捨て去られます。

憎む対象をなくした作家が
どこへゆくのか次の作品からしばらく
苦しい旅が続くような気がします。
カルトと文学の間の森は厳しい旅です。

東山三十六峰には、切れ目があって
それが、東海道である追分への口です。
その切れ目に森を背負ったお寺があります。
そちらのご住職は村上家の方です。
森と町と道。
道の間に町ができる。

道は首をひきずった姿の文字。
誰の首?


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Posted by 諏訪 幸子  at 17:53 │Comments(4)

この記事へのコメント
ほんまや!

道とは・・・首がひきずられている
図なんですね!?

歴史には全く明るくないので
「道」という字が作られた時代を
覗いてみたい気がします。

市井の人々のくらしをベースに
現代から遡って・・・。

漢字、文章、話ことば・・・
面白いです。
Posted by はち at 2010年12月22日 12:23
はち様、こんにちは。

漢字は象形文字ですから・・・
白川静先生のご本から知りました。
先生は、うちの店のそばの
文字文化研究所へよくお立ちよりで、
お姿も良く拝見しました。
結構、派手な上着をお召しでしたよ。

いつも読んでいただき、感激です!
Posted by 諏訪 幸子 at 2010年12月23日 10:20
ご無沙汰いたしております 加齢とともに守備範囲も狭くなりましてやこんなに寒いと尚更です 週二回孫とのデナーが唯一の楽しみです
久し振りにブログなど拝見 相変わらず益々のご活躍 嬉しく思います
先生は如何お過ごしでしょうか?
1!84の読後感を拝見してこのブログカキコ致しました 最近に題名に惹かれて<ノルウエーの森>を図書館で見つけ拝読致しました どうでしょうか?全くノルウエーとは関係のない京都洛北でのだらだらとした長い長いお話です 特に私は題名に惹かれて読んだだけで、何か騙されたような後味の悪い、悪い読後感だけが残りました 冒頭3ページ程だけがノルウエーに行くフライトのお話? それにひっかって長い長い小説を最後まで付き合わされてのお疲れさんでした 
また、書評を読むと「執筆はギリシャ、シチリア、ローマで行われた」とありますが小説なんて何処で書いても関係ないと思いますが?でした
 と言う意味からして私はスチーブン・キングの3部作などの方が好きです 私世代にはまあ〜昨今のノーベルや漫画(劇画)を含め素直に感激出来ません 何事にも感動が無ければ無意味です 
Posted by Mac Holic at 2011年02月12日 14:26
O先生、寒い毎日が続きますが、お元気のご様子なによりです。
ノルウェーの森は、私はなんとなくビートルズを思い出します。
この作者は、もちろん素晴らしい作者さんです。
文学としても大江健三郎の次にノーベル賞かもといわれています。
大江の広島にあたるものが、森・・・なのかしら?

文学の話は難しいので、心の扉の向こうです。
感動するのは、扉が開いたら・・・ですね。

作っていただいたロゴ、大切に使わせていただいております。
Posted by 諏訪 幸子諏訪 幸子 at 2011年02月14日 10:20
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