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2007年08月04日

新築で京町家を作るということ・・・

新築で京町家を作るということ・・・

平成の京町屋をテーマに今、光泉洞の隣に新築を始めました。
古い町屋の再生と違って、現代の建築基準法や、消防法に
しばられての建築となります。

京都の景観を守る上で、このコーナーは
光泉洞と里見画廊さんに挟まれた大切な角地です。

以前、古道具屋さんがあって、光泉洞と双子のような
町屋だったそうです。
写真は見た事があります。
バブルで地上げにあって、駐車場だったものを
待って、待って、譲り受けました。

隣に変なものが建ったら「光泉洞」が腐るので。。
さて、町中の京町屋3階建てです。
敷地の有効利用と西陣や花街に残る3階建てを
踏襲しました。
軒をそろえて、作り上げます。
鉄骨を選んだのは、
木造を選んだ場合その木を漆喰のようなもので
覆って、木のままでは使えない法律があります。

鉄骨で、壁や木のデザインを駆使したほうが
より町屋の意匠を残す事が出来るとの判断です。

でも、建て方が始まって、今日の様子。
鉄骨はごついですねぇ~。
町屋らしい姿になってくれるのを祈る思いでみています。

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Posted by 諏訪 幸子  at 22:37 │Comments(2)京都

この記事へのコメント
5月にお邪魔したとき 赤いポストが土地番をしていた場所ですね!
現代の建築基準法と消防法が…
どのよに 古都 京町屋に化粧されてゆくのか?!
興味津々です。。

消防法ってのは‥
野暮ったくて!!、よく設計事務所の先生と議論になります。
実は、本業は消防屋さんですからとっても気になります。

>木を漆喰のようなもので覆って、木のままでは使えない法律があります。

「耐火処置」のことを言っておられるのでしょねぇ!
「ゴメンなさい」、です。。。
Posted by inst_HIROYA at 2007年08月05日 22:55
HIROYA様、コメントありがとうございます。
第二次世界大戦の反省をこめて作られた消防法は、都市部に
木造を原則としてみとめないものですね。
焼夷弾で大都市を焼き尽くされた反省でしょう。
町屋は「軒をつらねた」ラインで町の美しさを表現します。
となりの軒との間に空間を作らねばならない建築法
ケラバとよばれる軒裏に木を使ってはいけない消防法・・
木の柱も、木の格子も都心部の3階だてではタメ。。

ともかく、平成の京町屋になってくれる事を祈りながらの
毎日を過ごしています。
Posted by 光泉洞 at 2007年08月06日 20:29
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